肌のトラブル2

1ヶ月経っても痒みは治まらず、市販の薬を塗っても
さほどの効果はありませんでした。

ビジューシリーズの開発をお願いしたS先生に相談すると

「化粧品が原因ってことは考えられないな。
アレルギー起こすものは配合されていないから。」

と、あっさり言われましたが、このあっさりが
私にとっては実に心強かったです。


2ヶ月ほど経つと誰の目にも明らかな程ひどくなっています。
これでは、いくらディケムが良くても営業に出るわけには
行かなくなっていました。



事務所の近くの知り合いに相談すると

「私も2年くらい前に突然湿疹ができて
病院に行ったことあるからそこに行ってみれば？」

「それ、原因なんだったの？」

「結局わからなかったけど、女性の肌はデリケートだからね。」

「病院行っても原因わからないの？私原因知りたいんだけど。」

でも、そんなこと言っていても始まらないし、
事務所の近くだったので、とにかく行ってみることにしました。

こぎれいな病院でしたが、予約をしたにも関わらず
かなり待たされました。
呼ばれて診察室に入ってみると、
優しそうな品の良い先生で安心しました。

私は、自分が化粧品メーカーの代表であること、
ディケムのすべてのラインも持参して、包み隠さずお話しました。

すると先生は言いにくそうに

「こういう湿疹ってやはり化粧品が原因になっていることが
多いんですよね。しかも防腐剤を使っていないし。」

ほーら来た来た。だからイヤだったんだ。
しごく当たり前な回答です。

「でも先生、うちは常に45度の保管庫に入れたものをチェック
していますし、アレルギーの原因になるような成分は配合していません。
中身も全く問題ないことも確認しています。
化粧品が原因ということは考えられないんですけど。」

と答えると

「とにかく、アレルギーの検査してみますか？ちょっと大変ですけど」

「なんでもやってください。私は原因を突き止めないと気がすまないんです。」

「原因がわかればいいけど、わからない場合も多いですよ。」

イーヤ私は絶対突き止める！！


というわけでまずは一般的なアレルギーのテストを行うことに。
アレルギーの可能性のある成分を含ませたシートを背中に貼っていきました。
20数枚貼ったところで、看護婦さんが

「今日から3日間これは外さないで下さい。
お風呂もなるべく入らないで下さいね。
もしどうしても入りたい場合は背中にサランラップを貼って
濡らさないようにしてください。」

そんな！！
3日もお風呂に入らないなんて考えられない！！

しかも、背中にサランラップ貼って濡らさないようにお風呂に入るって
どうやって入ったらいいのでしょうか？

先に言ってよー！！

でも、入りましたよ背中にサランラップ張って腰だけ漬かって。

しかし、2日目になると背中のある部分が猛烈に痒くなってきました。