感動をもたらす商品をつくりたい （7）

先生に早速電話で、肌の調子が変わってきたことを伝えました。
それと同時に、匂いと山芋のような触感についても。

すると

「匂いは原料そのままの匂いなので、
まだ何も手を加えていないです。
これは解決できますが、触感はどうにもなりません！」

とキッパリ。

何でも、天然成分のキサンタンガムや
セルロースで乳化しているために
こういう触感になるとか--------。
合成成分のほうが触感は良いそうです。



これが、始めにおっしゃっていた「デメリット」なのでしょうか？
そしてまだまだあったのです。

しばらくすると、クリームの色も変わってきました。
またもや先生は

「天然成分は色が変わりやすいんですよ。」

とキッパリ。
とにかく自信満々。

「でも、化粧品って色や触感は大事ですよね。」

「それは良くわかります。でも天然成分だけで化粧品を作ると
どうしても色は濃くなってくるんですよ。
色に関しては天然成分の宿命とも言えますね。
でも中身にはなんの問題もないですよ。
まあ、合成成分を使えば色は変わりませんよ。」

そんなあ。
もう脅しみたいなこと言わないで下さい。

私がどうしても合成成分を使いたくないこと知ってるくせに。
勿論中身に問題が無いことはわかっています。
とにかく常に中身のチェックは怠らない先生ですから。
まあ、触感は少し山芋だけどこれは特別問題のあることではないでしょう。

でも、色が濃くなるのはお客様がどう思うでしょう？
おまけに、美容液は固まりやすいことも判明！
これって、デメリットだらけじゃないですか。

でもその頃私の肌は劇的に変化していたんです。