感動をもたらす商品をつくりたい （3）

肌が弱いといっても、千差万別なのはわかっていました。

アレルギーもいろいろなタイプがあります。
何でアレルギーを起こすかを把握することはとても大事なことだと思いますが、
わかっていない人が多いですね。

今は皮膚科で簡単に調べることができるのですが、
実は私もそんな検査をしたことはありませんでした。
アレルギーを起こす可能性のある成分は外したいと思っていましたが、
とにかく効果を出したいのです。

私ぐらいの年になると、いろいろ悩みも出てきます。
シワも気になりますし、美白もしたい！！
美白も気になるくせに、平気でゴルフもやってしまう。

そんな時、化粧品に頼りたいじゃないですか。



余談になりますが、昔ゴルフ場で私の前の組に
ある有名女優さんがプレイしていらっしゃいました。

その方は全身白のいでたちで、
真夏と言うのに真っ白な長袖のポロシャツに大きなつばの白い帽子、
首に白いタオルを巻いて、何処にも日が当たるなんて許さない！！
みたいな感じでした。

「やっぱり違うなあ。私も来年からは長袖にするわ。」

と、言い放ったのですが、翌年も私はノースリーブでプレイして、
太陽？どっからでもかかってらっしゃい！！っていう感じでしたね。
だから、化粧品に頼りたいんです。

そんなとき、ある人にこんなことを言われました。

「肌の弱い人でも大丈夫な化粧品を作りたいなら、
それは限りなく水に近いものを作ることです。水でかぶれる人はいないから。」

「水のような化粧品作ってどうするんですか？
そんな化粧品使う意味ないでしょう？」

「でも、ビジネスとして考えるならトラブルは少ないほうがいいでしょう？」

そのとき、はじめて化粧品業界の裏側を見たような気がしました。

水のように薄めた化粧品というのは聞いたことがあるような気がしますが、
私は女性ですから、そんな薄い化粧品をお金を出して買うなんて絶対イヤです。

そんな女性をバカにして！
絶対意地でもいいもの作ってやろうじゃないの！！

その頃、かなりムキになっていました。