感動をもたらす商品をつくりたい （2）

スキンケアの試作を繰り返している頃、ふと、いったい自分はどういうものを
つくりたいのか？という疑問が湧いてきました。
いいものを作りたいと言っても、それは雲をつかむような話。
相手に伝わるはずもありません。

ただ、常々考えていることは今流行りの何かつけたらすぐに肌がピンと張るとか
シワが瞬時に伸びるとか、そういうものではなくて、長く安心して使い続けることが
できるような商品。

そういうものを、私はあえて選択したいと思っていました。



それは、私自信非常に肌が弱いから。
ただ、私は最近まで自分が肌が弱いという自覚はありませんでした。

あるときスタッフに

「私はそんなに肌弱くないから-----。」

というと

「？？？！！！エッツ？立派に肌弱いじゃないですか。
今までだって結構トラブルあったじゃないですか？
普通女性はみんな自分は肌が弱いと思っている人が多いのに
肌が弱いのに、自分は弱くないって言う人めずらしいですよね。
性格でてるよなあ。」

と言われてしまったんですね。
性格出てるってどういうこと？

それまで私は化粧品を選ぶ際、表示指定成分の配合されている商品は
なるべく避けてきました。

でも、たまに

「これすごくいいのよ。」

と言う言葉につい乗ってしまい流行の物に手を出して、かぶれたり、
痒くなったり結構痛い目にあったことがしばしばあります。

でも、痛い目にあったり辛い目にあったりしたことって不思議とすぐ
忘れてしまうんです。

逆に、うれしかったことはずっと覚えているんですよね。
生まれつき、お気楽ノー天気な性格なんでしょうか。
それが性格が出てるって言うことでしょうか。
要するに学習能力が無いんですね。