2006年 09月 25日
パッケージにかけた想い |

あるとき友人が
「うちの母は美容院で高いシャンプーとか石鹸を買ってきては
値段の部分をカッターで削ってお風呂場においているらしいのよ。
それで絶対父には使わせないんだって!」
「へー!?また手間のかかることするのね。なんでお父さんに使わせないの?」
「もったいないからって。どうせわかんないから安いので良いんだって!」
なってこった。
世の中の男性は結構可愛そうなんですね。
そこで私はいろいろな人に聞いてみました。
「主人と同じシャンプー使うなんて絶対イヤ。」
と言う人は結構たくさんいましたが、わりと年齢のいった方が多かったです。
30代の人たちは同じものを使うことにあまり抵抗がないようです。
実際、ご夫婦でディケムの愛用者という方も30代の方が多いですね。
やはり、今騒がれている熟年離婚の原因となにか関係あるんでしょうか。
長年ご主人に仕えて、すべての時間をささげたような方ほど、
自分の使うものと、ご主人の使うものとを差別化したがるような
気がしました。この領域は侵されたくないんでしょうか。
友人が
「男性用と女性用と商品分けたほうがいいんじゃないの?」
と言うので
「分ける必要があるということが納得できたら別の商品作るかも
知れないけど、パッケージを変えるだけのためには作らないわ。
何か成分的に違うものを入れたほうがいいとか、肌の質が違うなら
別にしたほうが良いとか、何か自分で納得できたらね。」
と答えましたが。
考えてみると、男性用の化粧品------特に肌の弱い方むけのスキンケア
商品が少ないことも気になっていました。
男性だって肌の弱い方は多いはずです。
これはいつか男性向けのスキンケアを開発したいなと思うように
なったころ、世の中でも男性用化粧品が登場し始めました。
またもや出遅れたような気がします。
by alpha-house
| 2006-09-25 10:53
| 開発秘話