ゲゲゲの女房

最近、「ゲゲゲの女房」にはまっております。
朝の連ドラを見るなんて何年ぶりでしょう？

一度観たら、なんだか懐かしさと切なさと--------。
毎朝見て、週末には一週間分を再度まとめて観る
という熱の入れよう。

昔のお母さんはああでしたよね。
どんなに辛くても苦しくても泣き言を言わない。

じっと、じっと耐えて主人を支えるおかあさんが
日本にはたくさんいましたよ。

私があの時代のお母さんだったら袋叩きに
会ってただろうな。
我慢しない、耐えない、文句ばっかり言ってる。
何が違うんでしょうね？

ところで先週はちょっと泣けました。
こみち書房のご主人がシベリアの抑留者で
人生に背を向けて生きていたのに
立ち直るって設定。

実は、私の父もシベリアの抑留者です。
昔の話はなんでもよく話していたけど
シベリアの話は一切しませんでした。

極寒の地で言いようも無い恐怖や
飢えに苦しんだ話は他のところでよく耳にします。
でも父の口からは聞いたことがありません。

それなのに、それなのに--------
父が出張だと万歳三唱し、たまに早く帰ってくると
見たいテレビも見られない、とそそくさと自室に篭る
娘たち。
酷すぎる--------。

あまりの辛さに語ることが出来なかったのかと
思うと、どうしようもなく父が可愛そうになりました。

でも怖い父親だったんですよ本当に。
今、怖いお父さんいませんねえ。