匂いビジネス

先日、テレビを見ていたら
「匂いビジネス」って言うのが流行っているらしい。

スーパーなどで、カレーの人工的な香りを流すと
カレー商材が売れるのだとか。

なるほどねえ。
確かに歩いていて、カレーの匂いが漂ってくると
あ～カレー食べたい！ってなりますよね。

しかしそんなビジネスが存在するなんて驚きです。
っていうより何でも人工的に造れるんですね。

そのとき、幼稚園児にある実験をやっていたのが衝撃的でした。
２種類のイチゴが入ったお皿。
１つは普通のイチゴ、もう1つはイチゴの香料をスプレーしたイチゴ。

「どっちが美味しそう？」
と聞くと、ほとんどの子供が香料をスプレーしたイチゴが
美味しそうだと答えたそうです。

私なんかどうもあの人工的な香りは苦手なんだけど。
日ごろから、イチゴ味のジュースやチョコを食べてるんだから
仕方ないのでしょうか？

人間の臭覚と味覚は密接な関係にあると思われるので、
こういう子供が大きくなるころには、野菜や果物に香料を
スプレーしたものが売られているのでは？と思って
しまいました。

私たちの生活の中では色々な香料が使われています。
お風呂に入ればシャンプーや石鹸の香り。
洗剤や柔軟剤の香り。

香水もそうでうが、香りってどんどん鼻が麻痺して
本人は気が付かないけど、臭い～！！って言う人
結構いますよね。

人工的な香りばかり嗅いでいると本物の香りが
分からなくなってしまいますよ。

日本の食文化は「香り」が重要な役割を
果たしていると思うのですが。
マツタケの香りやわさびの香り、これみんな
香料があるんですね。

マツタケの香りなんて知らないっていう若者も
増えているそうです。

あ～不幸だな。
マツタケの香りを知らないなんて。
マツタケのお吸い物の香りがマツタケの香りじゃないからね。